
「新年会の余興、今年もお願いね」
忘年会が終わったと思ったら、次の宿題がもう来ている。幹事を務める方にとって、新年会はそんな行事かもしれません。
しかも新年会は、忘年会と同じ感覚で組むと、なぜか盛り上がりきらないことがあります。このページでは、その理由と、年始らしさを出せる出し物のアイデアを整理しました。最後に、外部のパフォーマーを呼ぶという選択肢にも触れています。
新年会が忘年会と違う3つのこと
出し物を選ぶ前に、新年会ならではの事情を押さえておくと、企画の方向が決まりやすくなります。
① 冒頭がいちばん硬い
新年会は、社長や役員の年頭の挨拶から始まることがほとんどです。今年の方針や数字の話が続いたあとの会場は、どうしても空気が引き締まっています。忘年会の「1年おつかれさま」の解放感とは、スタート地点が違います。
② 取引先や来賓がいることがある
賀詞交歓会を兼ねる場合や、協力会社を招く場合は、内輪ネタが使えません。社内の人しか笑えない企画は、お客様を置いていってしまいます。
③ 社内の出し物は、忘年会で燃え尽きている
12月に全力で出し物をした部署に、1か月後にもう一度お願いするのは酷な話です。年末年始の休暇を挟むので、練習の時間もほとんど取れません。
つまり新年会の余興には、硬い空気を早めにほぐせて、誰でも参加でき、社内の準備が軽いものが向いています。
年始らしさを出せる出し物アイデア
福引き・お年玉抽選会
新年会の定番中の定番です。ビンゴでも構いませんが、「お年玉」「福引き」と名前をつけるだけで、年始の会らしくなります。
- 良いところ … 全員に当たる可能性があり、来賓も一緒に参加できる
- 気をつけたいこと … 景品の予算と手配が幹事に集中しがち。特賞をひとつだけ豪華にして、残りは縁起物の小物にすると、予算を抑えつつ盛り上がりの山を作れます
マジシャンが言うのもなんですが、タネも仕掛けもない福引きは、それはそれで強い企画です。
干支クイズ・今年の数字クイズ
「来年の干支は?」「この写真、何年前の社員旅行?」「今年で創業何年?」といったクイズは、準備の手間が少なく、テーブル対抗にするとすぐに会話が生まれます。
- 良いところ … 年頭の挨拶で出た数字をクイズにすると、話を聞いていた人が得をする仕掛けになり、挨拶も無駄になりません
- 気をつけたいこと … 社内ネタだけで固めると来賓が置いていかれます。一般常識の問題を半分混ぜておくと安心です
今年の抱負を一言ずつ
色紙や短冊に今年の目標を書いてもらい、何人かに読み上げてもらう企画です。書き初め風に筆ペンを用意すると、それらしくなります。
- 良いところ … 費用がほぼかからず、新しく入った方の人柄が伝わるきっかけにもなる
- 気をつけたいこと … 全員に発表させると時間がかかり、苦手な方には負担です。発表はくじで選んだ数名だけ、残りは壁に貼って見てもらう形がちょうどいい落としどころです
鏡開き・樽酒
乾杯の代わりに、役員や来賓に樽の鏡を割っていただく演出です。会場によってはプランとして用意されていることもあります。
- 良いところ … 年頭の挨拶から乾杯までの流れが自然に華やかになり、写真にも残る
- 気をつけたいこと … 会場の対応可否と費用は事前に確認が必要です。お酒を飲まない方向けに、同じ升でソフトドリンクを用意しておくと親切です
和の演目(獅子舞・和太鼓・和楽器など)
外部に依頼する出し物として、年始らしさがいちばん出るのが和の演目です。獅子舞に頭を噛んでもらう「厄払い」は、来賓にも喜ばれやすい演出です。
- 良いところ … 登場した瞬間に「お正月だ」と分かる
- 気をつけたいこと … 音量が大きい演目は、会場の規模や防音によっては難しい場合があります。依頼先に会場名を伝えて確認しておきましょう
準備の重さで比べると
| 出し物 | 社内の準備 | 来賓との相性 | 年始らしさ |
|---|---|---|---|
| 福引き・お年玉抽選会 | 景品の手配が必要 | 良い | 名前の付け方次第 |
| 干支クイズ | 問題作り | 問題の選び方による | 出しやすい |
| 今年の抱負 | 色紙と筆ペン程度 | 社内向け | 出しやすい |
| 鏡開き | 会場との調整 | 良い | とても出る |
| 和の演目 | 依頼のみ | 良い | とても出る |
| マジックショー | 依頼のみ | 良い | 構成次第 |
社内の企画だけで組むと、どうしても幹事や一部の方に負担が集まります。ひとつだけ外部に任せる枠をつくると、幹事自身も当日の会を楽しめます。
選択肢のひとつとして、マジックショー
外部に任せる出し物として、新年会ではマジックショーを選んでいただくこともあります。これまで企業の懇親会や周年記念パーティー、新春のショーなどに出演してきた中で、新年会と相性がいいと感じるのは次の点です。
年頭の挨拶のあとの硬い空気を、数分でほぐせる
マジックは、最初の数分で「え?」と声が出る瞬間をつくれます。お客様にステージへ上がっていただく参加型の演目を入れれば、さっきまで挨拶をしていた役員の方が、今度は驚く側にまわる。それだけで会場の空気は変わります。
来賓と社員が、同じ場面で同じように驚ける
言葉や社内事情に左右されないので、取引先の方がいても置いていかれる人が出ません。
年始らしい華やかさも出せる
ステージマジックでは、炎や鳩を使った演出も構成に入れられます。会の趣旨やその年の話題を伺ったうえで、演目を組み立てます。
社内の準備がいらない
打ち合わせで会場の広さと人数、進行表を伺えば、必要なものはこちらからお伝えします。練習も衣装も要りません。
会の規模に合わせて、歓談中に各テーブルをまわるテーブルマジックと、全員で一度に観るステージマジックを選べます。
| スタイル | 時間 | 参考価格 |
|---|---|---|
| テーブルマジック | 30分〜60分 | 50,000円〜100,000円 |
| ステージマジック | 〜20分〜40分 | 100,000円〜200,000円 |
別途、消費税と交通費がかかります。時間ごとの内容はプラン一覧をご覧ください。
マジックが向かない新年会もあります
- 全員に景品が行き渡ることが目的なら、福引き・お年玉抽選会のほうが目的に合います
- 「とにかくお正月らしさを」ということなら、獅子舞や和太鼓のほうが一目で伝わります
- 歓談を邪魔せず場を持たせたいだけなら、和楽器などの演奏のほうが向いています
ご相談いただいたうえで、マジックが合わないと思えば、そのようにお伝えします。
新年会の準備は「年内」に決めておくのが安全です
新年会の準備でいちばん見落としやすいのが、年末年始の休暇です。会社も、会場も、外部の出演者も、12月下旬から年明けまでは連絡が止まりがちです。
仕事始めから新年会までの期間は短いので、外部に何かを頼むなら、年内に日程と内容を決めておくのが安全です。「1月の第何週かは決まっているが、日付はまだ」という段階でも、空き状況の確認はできます。
余興を外部に頼むかどうかの比べ方や、マジシャンを呼ぶ場合の進行への組み込み方は、忘年会・新年会の余興は何を呼ぶ?に詳しくまとめています。企業のイベントでマジックが選ばれる理由はこちらの記事、新春のステージの様子は「新春しゃんしょんショー vol.3」の出演レポートでご覧いただけます。
